column ボロボロの歯

歯が溶ける原因は?酸蝕症が引き起こす「ボロボロの歯」を解決

2025.08.22

鏡を見るたび、「もしかして、歯がボロボロになってきている?」と感じていませんか?

「ちゃんと歯磨きをしているのに…」「むし歯じゃないのに、なんだか歯が弱くなった気がする…」

そう感じている方は、もしかすると**「酸蝕症(さんしょくしょう)」**という状態かもしれません。酸蝕症とは、むし歯菌とは関係なく、酸の力で歯の表面が溶けてしまう病気です。

歯が溶ける原因は?意外と知らない「酸蝕症」の正体

「歯が酸で溶ける」と聞くと、少し怖い印象を受けるかもしれません。しかし、その原因は私たちの身近に潜んでいます。炭酸飲料、スポーツドリンク、ワイン、柑橘系の果物、お酢を使ったドレッシングなど、酸性度の高い飲食物が、歯を少しずつ溶かす原因となるのです。

特に、時間をかけて少しずつ飲み物を口にする「だらだら飲み」の習慣がある方は要注意です。長時間にわたり歯が酸にさらされるため、ダメージが蓄積しやすくなります。

見過ごされがちな「胃酸」による酸蝕症

歯が溶ける原因は、口に入れるものだけではありません。私たちの体の中から分泌される「胃酸」も、歯を溶かす強力な酸の一つです。逆流性食道炎や、つわり、摂食障害による嘔吐が原因で胃酸が頻繁に逆流すると、歯は大きなダメージを受けてしまいます。

このように、酸蝕症は飲食物だけでなく、内科的な問題や生活習慣と深く関わっているケースもあります。ご自身の歯がボロボロだと感じていても、それは決して特別なことではありません。

見過ごしていませんか?「ボロボロの歯」を引き起こす酸蝕症のサイン

酸蝕症の怖い点は、自覚症状がないまま進行してしまうことです。「歯がなんだか弱くなった気がするけど、気のせいかな…」そう思っているうちに、少しずつ歯はダメージを受け続けます。ご自身の歯に、これから挙げるようなサインがないか、ぜひ鏡でチェックしてみてください。

「歯が黄色い」「ツルツルしている」は要注意

歯の表面を覆っている硬いエナメル質が溶けると、その下にある黄色い象牙質が透けて見え、歯全体が黄色っぽくくすんで見えます。また、酸によって歯の表面の凹凸がなくなり、歯ブラシで磨いたときにツルツルした感覚があるのも特徴です。

さらに、エナメル質が薄くなると、冷たい水や温かいものがしみやすくなる**「知覚過敏」**の症状が現れることもあります。これらの症状は、単なる「歯の老化」ではなく、酸蝕症が進行しているサインかもしれません。

放っておくとどうなる?酸蝕症が加速させる「ボロボロ」の悪循環

「これくらい大丈夫だろう」と酸蝕症を放置してしまうと、歯は守るものを失い、より一層ダメージを受けやすい状態に陥ります。

  1. エナメル質の消失: 歯の鎧とも言えるエナメル質が溶けて薄くなり、歯が物理的に弱くなります。
  2. むし歯リスクの増加: むき出しになった象牙質は、むし歯菌が作り出す酸にも非常に弱いため、むし歯が驚くほど早く進行してしまいます。
  3. 歯の欠損: 歯が脆くなることで欠けやすくなり、最悪の場合、歯の根元から折れてしまうこともあります。

酸蝕症が引き起こすこの悪循環は、あなたの歯を「ボロボロ」の状態へと加速させます。

なぜむし歯が「ボロボロ」な口内環境を生むのか?についてはこちらをご覧ください。

諦めないで。酸蝕症を解決し、自信を取り戻すための第一歩

「自分の歯はもうボロボロだから、手遅れだ…」

そう感じていませんか?しかし、決してそんなことはありません。

大切なのは、今この瞬間に、ご自身の歯がどのような状態にあるのかを正しく知り、適切な対処を始めることです。「ボロボロの歯」は、あなただけの悩みではありません。

事実、日本口腔衛生学会の調査によると、20歳以上の約4人に1人が、酸蝕症のリスクを抱えていると言われています。(※1) まずは、ご自身の歯が抱える問題と向き合い、専門家である歯科医師に相談することが、自信を取り戻すための最も重要な第一歩です。

自己判断で市販の歯磨き粉を試したり、歯科医院へ行くことを躊躇したりするうちに、歯のダメージは進行してしまいます。まずは、プロの診断を受けることで、自分では気づかなかった根本的な原因や、現状の正確な進行度を知ることができます。

一人で悩む必要はありません。専門家と一緒に、あなたの歯を守るための最適な解決策を見つけましょう。

歯周病治療に関する専門的なコラムはこちらから。

泉岳寺駅前歯科クリニックが、あなたの悩みに寄り添います

「歯がボロボロなところを見られたくない…」 「怒られたり、恥ずかしい思いをしたりするんじゃないか…」

もしあなたがそう感じているなら、どうかご安心ください。

ボロボロの歯を「隠す必要」はありません

泉岳寺駅前歯科クリニックでは、患者さんの不安や羞恥心に何よりも寄り添いたいと考えています。私たちは、歯がボロボロになってしまったことを決して非難しません。なぜなら、その状態があなたの責任だけではないことを知っているからです。

当院では、患者さんが心から安心して相談できる環境を大切にしています。プライベートに配慮した診療空間で、どんなお悩みでもお話しいただけるよう努めています。

あなただけの「解決策」を一緒に探します

私たちは、表面的な治療を行うだけではありません。まずは丁寧な問診と検査を通じて、酸蝕症の根本的な原因がどこにあるのかを、あなたと一緒に探していきます。

そして、一人ひとりの状態に合わせた最適な解決策を提案します。

  • 予防的なアプローチ: 歯質を強化するための高濃度フッ素塗布や、正しい歯磨き・食生活のアドバイスを行います。
  • 修復的なアプローチ: 溶けてしまった歯の部分は、高精度のレジンやセラミックといった詰め物・被せ物で丁寧に修復し、見た目も機能も改善します。

当院の精密な修復治療に関する情報は、こちらをご覧ください。

治療のゴールは、ただ治すことではありません。大切なのは「これ以上悪化させないこと」。私たちは、あなたの歯を守るための長期的なパートナーとして、二人三脚で歩んでいきたいと考えています。

ボロボロの歯を隠す毎日から、自信を持って笑える毎日へ。

もしこの記事を読んで心当たりがあれば、勇気を出して一度ご相談ください。私たちは、いつでもあなたの力になります。


参考文献

(※1) 日本口腔衛生学会.「酸蝕症の診断基準と予防に関する提言」. 2017.

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 歯がボロボロで恥ずかしいのですが、診てもらえますか?

A. もちろんです。ご安心ください。当院では、患者さんの不安な気持ちに寄り添うことを最も大切にしています。歯がボロボロになってしまったことを非難することは決してありません。どんなお悩みでも、まずは私たちにお話しください。

Q2. 治療にはどのくらいの費用がかかりますか?

A. 酸蝕症の進行度や、行う治療方法によって費用は異なります。まずは精密な検査と診断を行い、保険診療と自費診療の選択肢を含めて、患者さんに最適な治療計画をご提案します。無理のないよう、ご予算も考慮して一緒に決めていきますのでご安心ください。

Q3. 治療期間はどのくらいですか?

A. 治療内容によりますが、初期の酸蝕症であれば、フッ素塗布や食生活の指導など数回の通院で済む場合もあります。歯の修復が必要な場合は、数ヶ月かかることもあります。患者さんのライフスタイルに合わせて、治療期間についてもご相談いただけます。


泉岳寺駅前歯科クリニックのご案内

泉岳寺駅前歯科クリニックは、都営浅草線・京急線泉岳寺駅A3出口から徒歩1分の場所にございます。

東京都港区に位置しており、JR高輪ゲートウェイ駅品川駅からもアクセスが良く、お仕事帰りや買い物のついでにもお立ち寄りいただけます。

「ボロボロの歯」をもう一人で悩まないでください。 私たちは、あなたの笑顔と健康な歯を取り戻すためのパートナーです。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
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