column ボロボロの歯

「ボロボロの歯、もう諦めないで」治療費の不安を解消する2つの方法|泉岳寺駅前歯科

2025.09.16

ボロボロの歯を「どうにかしたい」…その気持ち、私たちが受け止めます

「人前で笑うのが恥ずかしい…」「口元を隠すのが癖になっている…」。

ご自身の歯が「ボロボロだ」と感じて、日々の生活に自信が持てなくなっていませんか?

鏡を見るたびに、もっと早く歯医者に行けばよかったと後悔したり、治療したい気持ちはあるものの、「どうせ高額になるから無理だ…」と諦めてしまったり。

私たちは、そのようなお悩みを持つ方が、歯科医院に来ることに大きな不安や抵抗があることをよく理解しています。決してあなたの状況を責めることはありません。

このコラムは、そんなあなたの「どうにかしたい」という気持ちに寄り添い、その一歩を後押しするために書きました。

費用を理由に歯科治療を諦める前に、ぜひ知ってほしいことがあります。

歯医者と一言でいっても、実はさまざまな治療方法があり、それに伴う費用の不安を解消する2つの選択肢があるのです。次章では、まずその費用が高くなる理由についてご説明します。


その治療、なぜ費用が高くなる?保険診療と自費診療の違い

「歯の治療にこんなにお金がかかるなんて知らなかった…」。そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。歯科治療の費用は、主に「保険診療」と「自費診療」の2つに分けられるため、治療内容によって費用が大きく異なります。

保険診療と自費診療、費用はどう違う?

日本の医療制度では、国民誰もが質の高い医療を受けられるように、健康保険が適用される「保険診療」が定められています。保険診療では、国が認めた治療方法や材料を使用するため、費用は全国一律で定められており、患者さんの自己負担額は原則として1割〜3割です。

一方で「自費診療」は、健康保険が適用されない治療法や材料を用いた診療を指します。審美性や機能性をさらに追求した、より質の高い治療が可能ですが、費用は全額自己負担となります。このため、費用が高額になるケースが多いのです。

例えば、詰め物や被せ物を例に見てみましょう。保険診療では一般的に「銀歯」が使われますが、自費診療では、天然の歯に近い透明感を持つ「セラミック」や「ジルコニア」といった素材を選ぶことができます。これらの素材は、審美性だけでなく、耐久性や身体への優しさ(金属アレルギーの心配がないなど)も優れています。

自費診療を選ぶメリットとは?

自費診療は費用が高くなる一方で、その分大きなメリットがあります。

1. 見た目の美しさ(審美性)

自費診療で使われるセラミックやジルコニアは、ご自身の歯の色や形に合わせて作られるため、治療したと気づかれにくい自然な仕上がりになります。銀歯のような目立つ被せ物に抵抗がある方にとって、自信を持って笑えるようになることは、何よりのメリットと言えるでしょう。

2. 虫歯の再発リスクを低減(機能性・耐久性)

歯と被せ物の間に隙間があると、そこから再び虫歯になってしまうリスクがあります。自費診療では精密な型取りを行い、精度の高い詰め物・被せ物を作成するため、隙間ができにくく、虫歯の再発リスクを抑えることができます。これは、歯を長持ちさせる上で非常に重要なポイントです。

3. 長期的な安心感

金銭的な負担はかかりますが、長期的に見ると、何度も治療を繰り返すことによる時間や身体への負担、そして再治療にかかる費用を抑えられる可能性があります。


治療費の不安を解消する「2つの選択肢」

「自費診療のメリットは分かったけれど、やっぱり費用が…」。

そう感じている方は少なくありません。しかし、費用を理由に、将来の笑顔や健康を諦める必要はありません。実は、高額になりがちな歯科治療費の負担を軽減できる、公的な制度やサービスがいくつか存在します。

ここでは、その中でも特に利用しやすい**「医療費控除」「デンタルローン」**という、性質の異なる2つの選択肢についてご紹介します。

この2つを賢く利用すれば、経済的な不安を解消し、納得のいく治療を始めることができるのです。次章以降で、それぞれの仕組みを詳しく解説していきます。


【医療費控除】治療費が「戻ってくる」!?賢く税金の負担を減らす方法

医療費控除という言葉を聞いたことはありますか?これは、1年間で支払った医療費が一定額を超えた場合に、その超過分が所得から控除され、結果として納める所得税や住民税が安くなる(または還付金としてお金が戻ってくる)という国の制度です。

医療費控除とは?対象となる治療は?

医療費控除の大きな特徴は、生計を一つにする家族全員の医療費を合算できるという点です。例えば、ご自身の治療費だけでなく、お子さんや配偶者の治療費も合計して申告できます。

気になるのは、どんな治療が対象になるかですよね。健康保険が適用される保険診療はもちろん、審美目的ではない自費診療(インプラントやセラミック、矯正治療など)も控除の対象になります。また、クリニックまでの交通費(電車代やバス代など)も対象になりますので、領収書は大切に保管しておきましょう。

【簡単解説】医療費控除の計算方法

医療費控除の計算は、意外とシンプルです。基本的な計算式は以下の通りです。

(年間医療費の合計額)ー(10万円、または所得金額の5%のいずれか少ない額)= 医療費控除額

例えば、年間の医療費が30万円かかった場合(所得が200万円以下で10万円未満の場合は計算式が異なります)の計算は以下のようになります。

30万円 - 10万円 = 20万円(医療費控除額)

この20万円がそのまま戻ってくるわけではありません。この金額にあなたの所得税率をかけた分が、所得税から還付される金額となります。

申告の注意点と必要な書類

医療費控除を受けるには、確定申告が必要です。給与所得者の方でも、申告すれば控除を受けられますので、忘れずに手続きを行いましょう。申告には、以下の書類が必要となります。

  • 医療費の領収書:通院や治療にかかったすべての領収書を保管しておきましょう。
  • 源泉徴収票:勤務先から発行されるものです。
  • 本人確認書類:マイナンバーカードなど。

最新の情報やより詳しい内容は、国税庁のウェブサイトなどで確認できます。


【デンタルローン】「今すぐ」治療を始めたい方へ。計画的に支払う新しい選択肢

「今すぐにでも治療を始めたいけれど、医療費控除の還付を待つ時間がない」「手元にまとまったお金がない…」。

そのようなお悩みを抱えている方にとって、デンタルローンは非常に有効な選択肢です。これは、歯科治療費の支払いに特化した目的別ローンで、治療費を金融機関が立て替え、患者さんが分割で返済していく仕組みです。

デンタルローンはこんなに便利!3つのメリット

1. まとまった現金がなくても安心

高額な自費診療でも、手元に治療費がなくてもすぐに治療を始めることができます。支払いは月々の返済となるため、経済的な負担を分散できます。

2. 月々の負担を軽減

デンタルローンは返済期間を長く設定できるため、月々の支払い額を無理のない金額に抑えることが可能です。これにより、日々の生活に大きな影響を与えることなく、治療に専念できます。

3. 他の目的の貯金を守れる

住宅や教育資金など、将来のための貯金を切り崩す必要がありません。デンタルローンを利用することで、大切な貯金を温存しつつ、今必要な治療を受けることができます。

知っておくべきデメリットと注意点

便利なデンタルローンですが、利用する上で知っておくべきこともあります。

  • 金利の発生: ローンである以上、元金に加えて金利が発生します。総支払額が治療費よりも高くなることを理解しておく必要があります。
  • 審査の必要性: 誰でも利用できるわけではなく、金融機関による審査が必要です。審査には個人の信用情報が関わります。

事前に当院のスタッフにご相談いただければ、提携しているデンタルローンや支払い方法について詳しくご説明しますので、安心してご検討いただけます。

利用までの簡単な流れ

  1. 治療計画と見積もりの確定: 歯科医師と相談し、治療内容と費用を決定します。
  2. ローン会社へ申し込み: 当院にご用意している申し込み用紙などで手続きを行います。
  3. 審査: ローン会社による審査が行われます。
  4. 契約・治療開始: 審査に通れば、契約を結び、治療を開始します。

もう一人で悩まないで。泉岳寺駅前歯科が費用のお悩みにも寄り添います

ここまで、費用を理由に歯科治療を諦める必要はないこと、そしてその不安を解消する「医療費控除」と「デンタルローン」という二つの方法についてお話ししました。

「ボロボロの歯を治したい」。その気持ちに嘘をつく必要はありません。

私たちは、あなたの「ボロボロの歯」というコンプレックスだけでなく、それに伴う心の不安や、経済的なご心配にも真摯に向き合いたいと考えています。

「どの治療法が自分に合っているのか?」「医療費控除の対象になるのか?」「デンタルローンは利用できるのか?」

そういった疑問を一人で抱え込まず、まずは私たちに話してみませんか?

泉岳寺駅前歯科クリニックでは、患者様一人ひとりの状況に合わせて、最適な治療計画だけでなく、無理のないお支払い方法についても一緒に考え、ご提案させていただきます。

治療を終えられた患者様からは、「口元を気にせず笑えるようになった」「食事が楽しくなった」「もっと早く相談すればよかった」といったお声を数多くいただいています。

あなたの笑顔と自信を取り戻すため、最初の一歩を踏み出すお手伝いをさせてください。

どうぞお気軽にご相談ください。ご連絡を心よりお待ちしております。


よくあるご質問(FAQ)

Q1. 医療費控除は、自費診療のすべての費用が対象になりますか?

A. いいえ、美容を目的とした治療は対象外です。ただし、見た目の改善が主目的であっても、歯並びや噛み合わせを整えるための矯正治療などは、医療費控除の対象となります。ご自身の治療が対象になるかご不明な場合は、お気軽にご相談ください。

Q2. デンタルローンの審査は厳しいですか?

A. 審査基準はローン会社によって異なりますが、一般的なクレジットカードの審査と大きく変わりません。パートやアルバイトの方でも、安定した収入があればご利用いただける場合があります。

Q3. 相談だけでも予約は必要ですか?

A. はい、患者様一人ひとりに丁寧に対応させていただくため、ご予約をお願いしております。お電話またはウェブサイトの予約フォームからお気軽にご連絡ください。


泉岳寺駅前歯科クリニックのご案内

泉岳寺駅前歯科クリニックは、東京都港区に位置し、多くの患者様にご来院いただいております。

  • 泉岳寺駅A3出口より徒歩1分
  • 高輪ゲートウェイ駅、品川駅からもアクセスが良く、お仕事帰りや買い物ついでにも通いやすい立地です。

歯のことでお悩みでしたら、費用面も含めて、まずはご相談ください。私たちと一緒に、自信あふれる笑顔を取り戻しましょう。

泉岳寺駅前歯科クリニック [クリニックのURL]


参考文献

  • 国税庁「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」
  • 国税庁「医療費控除の計算方法」
  • JCBカード「デンタルローンとは?利用するメリット・デメリットと審査の条件や金利も紹介」
  • 中央労働金庫「デンタルローンとは?メリット・注意点から利用の流れまで解説」

監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
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