A. はい、基本的には同じ順番を推奨します。 電動歯ブラシの場合も「磨きにくい場所から当てる」という原則は変わりません。ただし、手磨きのように「小刻みに動かす」必要はなく、歯面に順番に当てていく(スライドさせる)イメージで進めてください。特に奥歯の裏側などはヘッドが当たりにくいので、意識的にスタート地点に設定しましょう。
Q2. 磨いていると歯茎から血が出ます。その場所は避けた方がいいですか?
A. 痛みが強くなければ、優しく磨き続けてください。 出血の多くは、歯周病(歯肉炎)による炎症が原因です。血が出るからといって磨くのをやめてしまうと、原因であるプラークが残り続け、症状が悪化してしまいます。柔らかめのブラシを使い、今回ご紹介したルートの中で優しく丁寧に汚れを落とすことで、炎症が治まり出血も止まってくることがほとんどです。 ※痛みが激しい場合や出血が止まらない場合は、早めにご来院ください。
Q3. どうしても時間がなくて、丁寧に磨けない時はどうすれば?
A. 「夜」だけはこのルートを死守してください。 就寝中は唾液の分泌が減り、お口の中で細菌が最も繁殖しやすい時間帯です。朝や昼が忙しくて簡易的になってしまう場合でも、夜寝る前の歯磨きだけは、この戦略的ルートで時間をかけて行ってください。
Axelsson P, Lindhe J. “Effect of controlled oral hygiene procedures on caries and periodontal disease in adults.” Journal of Clinical Periodontology, 1978.(予防歯科におけるプラークコントロールの重要性を示した代表的な研究)
Löe H, Theilade E, Jensen SB. “Experimental gingivitis in man.” Journal of Periodontology, 1965.(プラーク蓄積と歯肉炎の因果関係を証明した古典的論文)
日本歯周病学会編『歯周病治療の指針 2015』(歯周基本治療におけるブラッシング指導の重要性)
Loe H. “The Gingival Index, the Plaque Index and the Retention Index Systems.” Journal of Periodontology, 1967.(プラーク付着状況の評価基準)