「歯科医院の治療費って、どうしてこんなに違うの?」
精密な診断と丁寧なカウンセリングを終え、いざ治療計画を立てる段階になると、多くの患者様が「治療費」に対する不安を口にされます。
- 「保険診療と自費診療、どう違うの?」
- 「想像していたよりも高くて、踏み出せない…」
治療費は、患者様が安心して治療に臨むために、非常に重要な要素です。今回は、当院の料金体系について、皆さんの不安を少しでも和らげられるよう、詳しくお話しします。
保険診療と自費診療、その違いは「選択肢」
日本の医療制度では、公的な医療保険が適用される「保険診療」と、そうでない「自費診療」に分かれています。
- 保険診療:
- 国が定めたルールに従って行う治療です。
- 費用が安価で、誰でも安心して治療を受けられます。
- しかし、使用できる素材や治療法に制限があり、最先端の治療や見た目の美しさを追求することが難しい場合があります。
- 自費診療:
- 患者様がご自身の意思で選択する治療です。
- 最先端の素材や治療法、そして時間をかけて行う丁寧な処置が可能です。
- 見た目の美しさ、機能性、そして長期的な安定性を追求できます。
包括的な治療は、この両方を組み合わせて行うことがほとんどです。
当院が費用を明確にする理由
私たちは、治療の過程だけでなく、費用についても患者様に納得していただきたいと考えています。
- 明確な料金提示:精密診断とカウンセリングで治療計画が決まった段階で、すべての治療にかかる費用を明確にお伝えします。
- 納得のいく選択:費用だけでなく、それぞれの治療法のメリット・デメリットを丁寧にご説明し、患者様ご自身が納得して治療法を選べるようサポートします。
私たちは、単に高額な治療を勧めるのではなく、患者様一人ひとりのご要望やご予算に合わせた最適な計画をご提案することを約束します。
もし、費用について不安なことがあれば、どんな小さなことでも構いません。遠慮なくご質問ください。
これまでの連載はこちらから
- 第4回:治療のゴールを共有するカウンセリングの重要性
- 第3回:包括的な治療の第一歩:精密な診断がすべてを変える
- 第2回:部分的な治療が招くドミノ倒しの危険性
- 第1回:なぜ、歯の治療は繰り返すのでしょうか?
次回は、「治療後のアフターケア:メンテナンスが『最後の治療』である理由」について詳しくお話しします。