column 包括的歯科治療

痛みの少ない治療を目指す当院の取り組み

2025.06.16

「歯医者に行くのが怖くて、つい先延ばしにしてしまう…」

「痛いから歯医者に行く。でも、歯医者での治療も痛いから行きたくない」

こんな風に感じている方は、決して少なくないと思います。

私たちは、そのような患者様の不安な気持ちに寄り添い、少しでも快適に治療を受けていただけるよう、**「痛みの少ない治療」**にこだわっています。今回は、そのための具体的な取り組みについてご紹介します。

痛みを最小限に抑える3つのステップ

当院では、治療中の痛みを極力抑えるために、以下の3つのステップを丁寧に行っています。

  1. 表面麻酔
    • まず、麻酔注射を打つ前に、歯茎の表面にジェル状の麻酔を塗布します。
    • これにより、注射針が刺さる時の「チクッ」とした痛みをほとんど感じなくなります。
  2. 極細の注射針
    • 表面麻酔が効いてきたら、次に注射を行います。
    • 髪の毛よりも細い、**「極細の注射針」**を使用することで、針が皮膚に入る際の痛みをさらに軽減します。
  3. 電動麻酔器
    • 痛みを感じる大きな原因の一つに、麻酔液が注入される際の「圧力」があります。
    • 当院では、コンピュータ制御によって、麻酔液をゆっくりと一定のスピードで注入できる**「電動麻酔器」**を使用しています。これにより、注入時の圧迫感をなくし、痛みを最小限に抑えます。

これらのステップを踏むことで、ほとんど痛みを感じることなく麻酔が完了し、安心して治療に臨んでいただけます。

治療中の不安も「声かけ」で和らげる

私たちは、痛みだけでなく、治療中の精神的な不安も和らげることを大切にしています。

  • 「これから少し響きますよ」
  • 「あと少しで終わりますからね」

など、治療中に細やかな「声かけ」を行うことで、患者様が今どのような処置を受けているのかを理解し、不安を感じることなく治療を受けられるよう努めています。

「痛いのが苦手」な方こそ、一度ご相談ください

「痛みが苦手だから」と、お口のトラブルを放置してしまうと、状態はさらに悪化し、より大がかりな治療が必要になってしまうことがあります。

私たちは、患者様の不安に真摯に向き合い、できる限り痛みのない、そして「もう治療を繰り返したくない」と思えるような、根本的な治療を提供します。

これまでの連載はこちらから

次回は、「噛み合わせの重要性:全身の不調を改善する可能性」について詳しくお話しします。

監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
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