column 包括的歯科治療

セラミック治療のメリット・デメリットと選び方

2025.06.23

「銀歯が目立って、口を開けて笑えない…」

虫歯治療で銀歯を入れたけれど、「口を開けると目立ってしまう」「笑うときに手で口を覆ってしまう」といったお悩みを抱えていませんか?

近年、そのようなお悩みを解消する審美的な治療として、**「セラミック治療」**が注目を集めています。今回は、セラミック治療のメリット・デメリット、そして選び方のポイントについてお話しします。

セラミック治療とは?

セラミック治療とは、陶器の素材でできた詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を使用する治療法です。ご自身の歯の色や形に合わせて製作できるため、まるで天然の歯のような自然な見た目を再現できます。

セラミック治療のメリット・デメリット

メリット デメリット
【見た目の美しさ】 自分の歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりになります。 【費用】 自費診療のため、保険適用の銀歯に比べて費用が高くなります。
【変色しない】 陶器なので、長年使用しても変色や黄ばみが起きません。 【素材の硬さ】 強い衝撃で割れる可能性があります。
【虫歯になりにくい】 歯との間に隙間ができにくく、細菌が入り込みにくいので、二次的な虫歯を防ぎます。 【技術】 歯科医師の技術や経験によって、仕上がりに差が出ることがあります。
【金属アレルギーのリスクがない】 セラミックは非金属なので、金属アレルギーの心配がありません。

あなたに合ったセラミック治療を選ぶために

セラミック治療と一口に言っても、使用するセラミックの種類や治療法はさまざまです。当院では、患者様のお口の状態やご希望、ご予算に合わせて最適なプランをご提案します。

  • 「とにかく白くしたい」:見た目を重視したセラミック
  • 「奥歯なので強度も欲しい」:ジルコニアセラミック

など、ご要望を丁寧にお伺いし、納得のいく治療法を一緒に見つけていきましょう。

これまでの連載はこちらから

次回は、「口臭の原因と対策:エチケットを超えた健康のサイン」について詳しくお話しします。

監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
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