column 包括的歯科治療

噛み合わせの乱れは、歯の寿命を縮める!?

2025.07.25

「噛み合わせが悪いと、何がいけないの?」

「前は問題なかったのに、最近、歯がすり減ってきた気がする…」

「なんとなく、特定の歯だけが強く当たるような気がする…」

こんなふうに感じたことはありませんか?

噛み合わせは、単に「食べ物を噛む」という機能だけでなく、歯の一本一本にかかる負担を均等に分散し、お口全体の健康を守るために非常に重要な役割を担っています。

今回は、噛み合わせの乱れがなぜ歯の寿命を縮めるのか、その理由について詳しくお話しします。

噛み合わせの乱れが引き起こす問題

噛み合わせがずれていると、特定の歯に過剰な力がかかり続け、以下のような問題を引き起こします。

  1. 歯のすり減りや欠け
    • 噛み合わせが悪いと、一部の歯に強い力が集中します。これにより、歯の表面にあるエナメル質がすり減ったり、歯が欠けたりすることがあります。
  2. 歯の根元が削れる
    • 強い力が横向きにかかることで、歯と歯ぐきの境目(歯の根元)が少しずつ削れてしまうことがあります。これは「くさび状欠損」と呼ばれ、知覚過敏の原因にもなります。
  3. 歯周病の進行
    • 噛み合わせの乱れは、歯周病を悪化させる一因となります。歯周病で弱った歯に強い力がかかると、歯を支える骨がさらに溶けやすくなり、歯がグラグラしたり、抜けやすくなったりします。 歯周病の進行について詳しくはこちら
  4. 全身への影響

噛み合わせの治療が必要なワケ

歯の健康を長く保つためには、虫歯や歯周病の治療だけでなく、お口全体を見渡した「包括的な治療」が不可欠です。

噛み合わせの乱れを放置したままでは、治療を繰り返しても歯が失われるリスクは消えません。部分的な治療が招く危険性はこちら

当院では、噛み合わせを精密に診断し、見た目だけでなく、機能的にも美しく、長く使える治療をご提案しています。

「歯の寿命を延ばしたい」「噛み合わせが気になる」という方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちは、あなたの健康な歯を一生守るお手伝いをします。

これまでの連載はこちらから

第19回:歯周病は、歯ぐきの腫れや出血だけじゃない

第18回:歯を失ったまま放置すると、なぜ「ドミノ倒し」が起きるのか?

第17回:インプラント治療:失った歯を補うための最良の選択肢

第16回:歯並びを整える:矯正治療がもたらす笑顔と健康

第15回:歯周病治療の『次のステップ』:再発を防ぐための大切なこと

第14回:歯周病と全身の病気:心臓病・肺炎・糖尿病との関係

13回:親知らずの抜歯:本当に必要なの?

第12回:口臭の原因と対策:エチケットを超えた健康のサイン

第11回:セラミック治療のメリット・デメリットと選び方

第10回:噛み合わせの重要性:全身の不調を改善する可能性

第9回:痛みの少ない治療を目指す当院の取り組み

第8回:治療の選択肢:インプラント・ブリッジ・入れ歯の選び方

第7回:歯周病は沈黙の病気?自覚症状のないまま進行する怖さ

第6回:治療後のアフターケア:メンテナンスが『最後の治療』である理由

第5回:治療費への不安を解消する『当院の料金体系』

第4回:治療のゴールを共有するカウンセリングの重要性

第3回:包括的な治療の第一歩:精密な診断がすべてを変える

第2回:部分的な治療が招くドミノ倒しの危険性

第1回:なぜ、歯の治療は繰り返すのでしょうか?

次回は、「痛みの少ない治療を目指す当院の取り組み」について詳しくお話しします。

監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
Page top