column 包括的歯科治療

【院長メッセージ】なぜ、当院はカウンセリングに時間をかけるのか

2025.08.14

「何のために治療をするのか?」を考える時間

皆さん、こんにちは。院長の山脇です。

「治療は二人三脚。私たちは、患者さんの『想い』を最優先します」という前回のコラムに続き、今回はもう少し掘り下げて、なぜ当院がカウンセリングに時間をかけるのかについてお話ししたいと思います。

初めて来院される患者様の中には、「早く治療してほしいのに、なんでこんなに話を聞くんだろう?」と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私たちにとって、このカウンセリングの時間は、治療と同じくらい、いや、それ以上に大切な時間なのです。

『診断』の前に『理解』が必要

皆さんは、家を建てる時に、設計図もなしにいきなり工事を始める大工さんがいるでしょうか? 当然、いませんよね。

歯科治療も同じです。 歯の痛みや不具合という「現象」の裏側には、必ず「原因」があります。そして、その原因を突き止めるためには、ただお口の中を診るだけでなく、患者様ご自身の**「声」**に耳を傾けることが不可欠です。

  • 過去にどんな治療をしましたか?
  • いつ頃治療しましたか?
  • どんな時に痛みを感じますか?
  • 治療に対して、どんな不安や希望がありますか?
  • 普段、どんな生活をしていますか?

これらの問いかけは、単なる形式的なものではありません。患者様の歯の健康を左右する重要な情報であり、未来の治療計画を立てるためのヒントが隠されています。

そして、何よりも大切なのは、私たちが患者様の「お口の未来」に対する想いを理解することです。

「一生自分の歯で食べたい」「自信を持って笑いたい」といった、患者様ご自身のモチベーションこそが、治療を成功に導く最大の原動力となるからです。

治療の『価値』を共有するために

私たちは、患者様が抱える問題や、それに対する複数の解決策を、専門用語を使わずに分かりやすくご説明します。

なぜその治療が必要なのか、どんなメリット・デメリットがあるのか、費用はどのくらいかかるのか。すべてを包み隠さずお伝えします。

このプロセスを通じて、患者様ご自身が**「自分にとって、何が一番良い治療なのか」**を納得して選択できるようになります。

私たちは、単に歯を削ったり、被せ物を入れたりするだけではありません。患者様との対話を通じて、お口の健康の重要性、そして治療の『価値』を共有したいと考えています。

そのために、当院はこれからもカウンセリングの時間を大切にしていきます。

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監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
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