column 包括的歯科治療

インプラントは怖い?不安を安心に変える当院の取り組み

2025.09.23

インプラントは怖い?不安を安心に変える当院の取り組み

「インプラント」と聞くと、「怖い」「痛そう」「大がかりな手術が必要なのでは?」といった不安を感じる方は少なくありません。しかし、技術や設備が進化した現代のインプラント治療は、患者さんの心と体に最大限配慮しながら行うことが可能です。

当院では、インプラント治療への不安を「安心」に変えるために、様々な取り組みを行っています。

1. 事前の徹底的なカウンセリングと丁寧な説明

患者さんが抱える不安の多くは、「何が起こるかわからない」という未知の恐怖から来るものです。当院では、初診時にインプラント治療のメリット・デメリット、治療の流れ、費用、期間などについて、時間をかけて丁寧に説明します。

  • デジタルデータを用いたシミュレーション: CTスキャンで撮影した3Dデータをもとに、顎の骨の構造や神経の位置を正確に把握し、インプラントを埋入する位置をシミュレーションします。これを患者さんと一緒に確認することで、治療の全体像を具体的にイメージしていただけます。
  • 専門用語を使わないわかりやすい説明: 専門的な内容は、患者さんが理解しやすい言葉で、模型やアニメーションを使いながら解説します。どんな小さな疑問でも、納得がいくまでご質問ください。

2. 「痛みに配慮した」治療の徹底

「痛いのは嫌だ」というお気持ちは、当然のことです。当院では、痛みを最小限に抑えるための工夫を徹底しています。

  • 表面麻酔と電動麻酔器の使用: 注射の痛みを和らげるために、まず表面麻酔を塗布します。その後、電動麻酔器を使って、ゆっくりと一定の速度で麻酔液を注入することで、麻酔時の不快感を大幅に軽減します。
  • 静脈内鎮静法: 極度の恐怖心がある方や、長時間の治療が苦手な方には、「静脈内鎮静法」をご提案しています。これは、点滴によって鎮静剤を投与し、うとうとと眠っているようなリラックスした状態で治療を受けていただく方法です。治療中の記憶がほとんど残らないため、精神的な負担が大幅に軽減されます。

3. 手術の安全性を高めるための設備

インプラント治療は、清潔な環境と精度の高い手術が成功の鍵となります。

  • クリーンなオペ室: 専用のオペ室を完備し、常に清潔な環境を保っています。
  • 最新の医療設備: 高精度のCTスキャンや、安全な手術をサポートする様々な設備を導入しています。

4. 治療後も続く安心のサポート

治療が終了した後も、患者さんとの関係は終わりません。インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。当院では、インプラント周囲炎を予防するための専門的なクリーニングや、噛み合わせのチェックなどを継続的に行い、患者さんの「一生もの」の歯を守るお手伝いをします。

インプラント治療への一歩が踏み出せないでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちは、あなたの不安に真摯に向き合い、安心して治療を受けていただけるよう、全力でサポートします。

これまでの連載はこちらから

次回は、「歯周病とインプラントを組み合わせた包括的な治療の可能性」について、お話しします。

監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
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