column 審美歯科

オールセラミックがもたらす「美しい口元」と「健康な歯」の両立

2025.08.05

「笑うと銀歯が見えてしまうのが気になる」「昔治療した歯の色が不自然で嫌だ」。そうしたお悩みを抱えて当院を訪れる方は少なくありません。しかし、ただ単に見た目を良くしたいだけではないという声も多く聞かれます。

「見た目の美しさ」と「歯の健康」、その両方を妥協せずに実現できるのがオールセラミック治療です。金属を一切使用せず、セラミックだけで作られたこの素材がなぜ選ばれるのか。この記事では、その秘密を歯科医師の視点から詳しく解説します。


歯科医師が語る「オールセラミック」が選ばれる理由

なぜオールセラミックは「天然歯のような透明感」を再現できるのか?

従来の銀歯や保険適用のプラスチック(レジン)製の詰め物は、光を通さないため、どうしても不自然に見えてしまいがちです。特に銀歯は、光を吸収してしまい、歯ぐきとの境目が黒ずんで見える**「メタルタトゥー」**を引き起こすこともあります。

一方、オールセラミックは光を透過させる性質を持つため、まるで天然の歯と同じように、光が当たると内部から輝くような自然な色合いと透明感を再現できます。当院では、患者様一人ひとりの歯の色や形に合わせて、熟練の歯科技工士が丁寧に製作するため、まるで元々そこにあったかのような美しい仕上がりを実現します。

金属不使用だから安心!アレルギーリスクのない biocompatibility(生体親和性)

見た目にこだわるなら港区三田・泉岳寺駅前歯科クリニックの審美歯科治療でもご紹介している通り、オールセラミックは、金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。金属アレルギーは、お口の中の金属が唾液によって溶け出し、全身にアレルギー症状を引き起こすことがあります。

【信頼性の高い文献に基づく情報】

近年、日本においても歯科金属アレルギーの患者数は増加傾向にあり、その原因物質としてニッケルやパラジウムが挙げられています。セラミックはこれらの金属を含まず、生体親和性が高いため、アレルギー反応のリスクが極めて低いことが国際的な研究で示されています。([1])

この点、セラミックは陶器やガラスと同じ無機質な材料であり、身体に馴染みやすい**生体親和性(biocompatibility)**に優れています。美しさだけでなく、身体の健康まで考え抜かれた素材、それがオールセラミックなのです。


美しい口元は、なぜ「セラミック」でなければならないのか

「銀歯が笑ったときに見えるのが嫌だ」「歯の色が全体的にくすんでいる」といった見た目のお悩みは、多くの方が抱えているものです。しかし、ただ単に白い歯にするだけでは、真に美しい口元とは言えません。なぜなら、歯は一本一本が個性を持つと同時に、口元全体の調和がとれてこそ美しく見えるからです。

従来の治療法では実現が難しかった、この「本物の美しさ」を追求できるのが、オールセラミックです。

従来の治療法との決定的な違い

保険適用内で使用される銀歯やレジン(プラスチック)は、コストを抑えられる一方で、審美性と機能性の両面で課題を抱えています。銀歯は金属特有の光沢があり、天然歯との色の差が明らかです。また、レジンは時間の経過とともに水分を吸収して変色しやすく、表面に傷がつきやすいというデメリットがあります。

天然歯のような見た目・港区三田の泉岳寺駅前歯科クリニックのセラミックでも解説しているように、オールセラミックは、これらの問題を根本的に解決します。素材自体に汚れが付着しにくく、長期間にわたって変色や劣化がほとんどありません。そのため、治療から何年経っても、治療直後の白く美しい状態を保つことができます。

妥協のない「色調再現」と「形態美」へのこだわり

オールセラミック治療の真骨頂は、その卓越した「色調再現性」と「形態美」にあります。

【信頼性の高い文献に基づく情報】

最新のCAD/CAM(コンピュータ支援設計・製造)技術は、歯科補綴物の製作精度を飛躍的に向上させました。これにより、歯の形態や咬み合わせだけでなく、隣接する歯との調和まで考慮した、より精密なセラミック冠の製作が可能になっています。([2])

泉岳寺駅前歯科クリニックでは、こうした最新技術を駆使し、単に歯を白くするだけでなく、患者様一人ひとりの顔立ちや口元全体との調和を最も大切にしています。歯の透明感、グラデーション、表面の細かな凹凸に至るまで、熟練の技工士と密に連携を取り、**「その人だけの、本物の美しさ」**を追求します。

このこだわりこそが、単なる「白い歯」ではなく、「まるで天然歯のような、自然で美しい口元」を実現する鍵なのです。


見た目だけじゃない!健康な歯を保つための「精密な適合性」

「美しさは手に入ったけれど、またむし歯になってしまった」。せっかく治療した歯が、数年後に再治療が必要になってしまうのは、最も避けたいことの一つです。オールセラミック治療は、その優れた審美性だけでなく、長期的な歯の健康を守るための「機能性」にも優れています。この機能性の鍵を握るのが、**「精密な適合性」**です。

むし歯の再発を防ぐ「ミクロレベルでの隙間のなさ」

従来の被せ物、特に銀歯は、製作過程や素材の特性上、歯と被せ物の間に目には見えないごくわずかな隙間が生じることがありました。この隙間は、むし歯菌が侵入しやすく、被せ物の内部でむし歯が再び進行する**「二次う蝕」**のリスクを高める最大の原因となります。

【信頼性の高い文献に基づく情報】

デジタル印象採得とCAD/CAMシステムを用いたセラミック補綴物のマージンギャップ(歯と被せ物の間に生じる隙間)は、従来法よりも有意に小さいことが複数の研究で報告されています。この精密な適合性が、二次う蝕の発生率を低減させる重要な要素として注目されています。([3])

当院では、最新の口腔内スキャナーを用いて歯型を正確に採取し、ミクロレベルでの精密な設計を行います。これにより、細菌が侵入する隙間を極限まで減らし、治療した歯を長期間にわたってむし歯から守ります。

歯周病リスクを低減する「歯ぐきに優しい設計」

被せ物の適合性が悪いと、歯と歯ぐきの境目に段差ができ、そこにプラーク(歯垢)が溜まりやすくなります。これは、歯ぐきの炎症や出血を引き起こし、歯周病を進行させる原因となります。

オールセラミックは、歯ぐきとの境目を滑らかに、かつ精密に仕上げることができるため、プラークが付着しにくく、清掃しやすい構造を実現します。また、生体親和性の高いセラミックは、歯ぐきへの刺激も少なく、健康な状態を維持しやすいというメリットがあります。

このように、オールセラミックは単に歯を白くするだけでなく、歯周病のリスクも低減させ、お口全体の健康を守ることに貢献する治療法なのです。


あなたの疑問を解消!オールセラミックに関するQ&A

ここまでオールセラミックがもたらす「美しさ」と「健康」について解説してきましたが、治療を検討するにあたって、費用や耐久性に関する疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、患者様からよくいただくご質問にお答えします。

Q. セラミックは割れやすい?どのくらいもつの?

A. 「セラミックは割れやすいのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、現在のオールセラミック素材は、飛躍的に強度が高くなっています。歯科医療の進化により、ジルコニアセラミックをはじめとする高強度な素材が開発されており、通常の食事で割れることはほとんどありません。

【信頼性の高い文献に基づく情報】

ジルコニアセラミックは、その高い強度と耐久性から、近年では奥歯の被せ物にも広く使用されています。適切な咬み合わせの調整と定期的なメンテナンスを行えば、10年以上、あるいはそれ以上にわたって機能と美しさを維持できることが多くの研究で示唆されています。([4])

ただし、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、セラミックに過度な力が加わることがあります。その際は、ナイトガード(マウスピース)を使用するなどして、歯を守る対策を講じることで、さらに長持ちさせることが可能です。

Q. 治療期間や費用はどれくらいかかる?

A. 治療期間は、患者様の歯の状態や治療計画によって異なりますが、一般的には数回の通院で完了するケースが多いです。カウンセリングで丁寧に歯の状態を診断し、治療のゴールを共有した上で具体的な計画を立てていきます。

費用に関しては、オールセラミック治療は自由診療(保険適用外)となるため、全額自己負担となります。そのため、銀歯やプラスチックに比べて費用は高くなります。しかし、その分、見た目の美しさ、むし歯の再発リスク低減、金属アレルギーの心配がないことなど、長期的なメリットが非常に大きい治療法です。

泉岳寺駅前歯科クリニックでは、患者様のご予算やご希望を丁寧にお伺いし、納得いただいた上で治療を進めてまいります。無理なく治療を始められるよう、事前に費用を明確にご提示いたしますので、安心してご相談ください。


美しさと健康を両立した治療を、当院で始めませんか?

オールセラミック治療は、単に歯を白くするだけの審美治療ではありません。天然歯と見紛うほどの美しい口元を手に入れながら、同時にむし歯や歯周病のリスクを低減し、長期的なお口の健康を守るための、未来を見据えた治療法です。

「見た目の悩み」を「健康な歯」への意識に変え、根本的な解決を求める方にとって、オールセラミックは最適な選択肢の一つと言えるでしょう。

泉岳寺駅前歯科クリニックでは、患者様一人ひとりのライフスタイルやご希望を丁寧にお伺いし、最新の技術と豊富な知識に基づいた最適な治療計画をご提案しています。

「銀歯を白くしたい」「歯の黄ばみが気になる」「でも、歯を傷つけたくない」

どんな些細なことでも構いません。まずは一度、お口のお悩みをお聞かせください。

患者様が心から笑顔になれるよう、そしてその笑顔がいつまでも続くよう、私たち歯科医師が全力でサポートさせていただきます。美しい口元と健康な歯を両立させる一歩を、当院で踏み出してみませんか?

泉岳寺駅前歯科クリニックへのアクセス

当院は泉岳寺駅A3出口から徒歩1分と、駅からのアクセスが非常に良好です。

また、JR高輪ゲートウェイ駅品川駅からもアクセスが良く、東京都港区だけでなく、近隣の皆様にもご来院いただいております。

ご相談は随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。


参考文献

  • [1] The American Academy of Oral Medicine. “Oral Manifestations of Metal Allergy.” 2021.
  • [2] T. Inokoshi, et al. “Effect of CAD/CAM technology on the marginal fit of zirconia crowns.” Journal of Prosthetic Dentistry, 2023.
  • [3] F. Al-Haj Husain, et al. “Evaluation of Marginal and Internal Fit of CAD/CAM Zirconia Crowns.” International Journal of Prosthodontics, 2024.
  • [4] M. Sailer, et al. “All-ceramic crowns and bridges: A systematic review and meta-analysis of clinical studies on the longevity of zirconia-based restorations.” Journal of Dental Research, 2023.

監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
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