column

歯周病

【8020達成者へ贈る最終戦略】70代後半の「精密メンテナンス」が生涯の歯とQOLを決める—成功を長寿に変える秘訣

2026.01.13

8020達成者に訪れる「最大の落とし穴」とは?

「80歳で20本以上の自前の歯を残す」という「8020運動」。この目標を見事に達成された皆様、誠におめでとうございます。長年のセルフケアと健康意識の高さは、日本の高齢者の中でもトップクラスの成果です。

しかし、歯科医療の現場では、70代後半は口腔機能や免疫力が急激に変化し始める「ターニングポイント(分岐点)」として注視されています。実は、多くの8020達成者が、この時期に「もう大丈夫」とメンテナンスの手を緩めてしまい、わずか数年で守り抜いてきた歯を連鎖的に失ってしまう「長寿のリスク」に直面しているのです。

これからの目標は「8020」の完遂から、さらにその先――**「90歳、100歳まで自分の歯で美味しく食べ、人生を謳歌する」**ことへとアップデートしましょう。そのための鍵となるのが、泉岳寺駅前歯科クリニックが提唱する、70代後半で始める精密メンテナンスです。

8020達成者が直面する「長寿リスク」の正体

[AI_IMAGE: 70代後半の高齢者の歯茎が下がり、根面が露出しているイラスト。虫歯リスクと歯周病リスクの複合的な図]

なぜ、健康な歯を持つ人ほど70代後半のメンテナンスに注意が必要なのでしょうか。それは、加齢によって複数の口腔内変化が複合的に作用し始め、問題の進行速度が格段に上がるためです。以下に、特に注意すべき3つの変化を解説します。

1-1. 進行が速い「根面う蝕(ねんめんうしょく)」の爆発的な増加

加齢や過去の歯周病治療により歯茎が下がり、歯の根が露出します。この根の部分(セメント質)は、歯の表面を覆うエナメル質よりも虫歯に対する抵抗力が極めて低く(約10分の1とも言われます)、虫歯の進行が非常に速いのが特徴です。

気づいた時には歯の内部まで腐食が進み、抜歯寸前になるケースが多発します。健康な歯を長く守るためには、露出した根面の徹底的なケアが不可欠です。

1-2. 見逃せない「インプラント周囲炎」の急進リスク

インプラントは非常に長持ちしますが、永久的なものではありません。長年使用してきたインプラント周辺の骨は、免疫力の低下や全身疾患の影響を受けやすくなります。

インプラント周囲炎は、天然歯の歯周病よりも進行が速く、自覚症状が出にくいのが特徴です。放置するとインプラントを支える骨が一気に失われ、インプラントが傾き、最悪の場合脱落に至る可能性があります。インプラントを維持するためには、天然歯以上の「精密な専門ケア」が求められます。

1-3. 噛む力(咀嚼機能)の低下と全身疾患リスクの連動

補綴物(被せ物)のわずかな劣化や、目立たない歯周病の進行が、徐々に噛み合わせのバランスを崩します。これにより、口腔機能の軽微な衰えである「オーラルフレイル」が加速します。

オーラルフレイルは、嚥下障害、低栄養、さらには認知症や、致命的な誤嚥性肺炎リスクと連動して上昇します。70代後半のメンテナンスは、単に歯を守るだけでなく、全身の健康寿命(QOL)を最大化するための最終防衛線なのです。

生涯の快適さを守る「精密メンテナンス」の3本柱

[AI_IMAGE: 歯科衛生士がマイクロスコープや高度な機器を使用して、高齢患者の歯周ポケットやインプラント周囲を丁寧にクリーニングしている様子]

単なる「歯の掃除」では、この魔の年代のリスクには対応できません。8020達成者が目標を長寿に変えるためには、科学的根拠に基づいたプロフェッショナルな予防・管理体制が必要です。

2-1. 力のマネジメント(噛み合わせ診断)の継続

長寿期における歯と骨は、以前よりもストレスに弱くなっています。残った天然歯やインプラントへの過度な負担(歯ぎしり、食いしばり)は、70代のデリケートな骨や歯周組織にとって最も危険な敵です。

対策:

2-2. 補綴物と根面のための「超精密」クリーニング

一般的なPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)では不十分です。私たちは、特にリスクの高い部位へ焦点を当てた清掃を実施します。

2-3. 機能維持訓練と嚥下指導

歯の健康だけでなく、全身の健康寿命(健康で自立した生活を送れる期間)を延ばすために、舌や頬の筋肉の衰えを防ぐ訓練を導入します。

専門的な指導:

  • 歯科衛生士が飲み込み機能(嚥下機能)や舌の動きのチェックを定期的におこない、オーラルフレイルの早期発見に努めます。
  • 自宅で継続できる、具体的な口腔機能維持のためのトレーニング(パタカラ運動など)指導を行い、「むせる」「食べこぼし」といったリスクを軽減します。

成功を長寿に変える「生涯プラン」:当院が選ばれる理由

[AI_IMAGE: 歯科医師と歯科衛生士がCT画像や口腔内写真を前に、患者と長期的な治療計画について相談している様子]

泉岳寺駅前歯科クリニックは、高齢期特有の複合的な課題に対応するため、包括的で専門的な体制を整えています。

3-1. 複合リスクに対応する包括的な精密診断

加齢に伴い、リスクは虫歯、歯周病、噛み合わせ、そして全身状態と複合化します。当院では、CTやマイクロスコープ、詳細な口腔内写真などを組み合わせた徹底的なリスク分析を実施します。

現在だけでなく、5年後、10年後の口腔内の変化を予測した予防計画を立案することで、突発的な歯の喪失を防ぎます。

3-2. 加齢と全身疾患を考慮した専門家によるチーム医療

70代後半の治療は、豊富な治療経験と全身状態への配慮が不可欠です。私たちは、患者様の全身状態(投薬状況、持病)を加齢に伴う変化として正確に把握し、メンテナンス計画に反映させます。

単なる口腔内の問題としてでなく、全身の健康を守るパートナーシップを構築し、安全で質の高いケアを提供します。

3-3. 再治療の連鎖を断ち切る長期的メインテナンスプログラム

せっかく守ってきた歯を失う「再治療の連鎖」を断ち切るために、治療が終わった後の「安心」を保証します。患者様一人ひとりのライフスタイルとリスクに合わせた、個別化された長期的メインテナンスプログラムを提供します。

結論:今が未来を決める瞬間

8020達成は、過去の努力の賜物であり、誇るべき成果です。しかし、この成果を持続させ、90代、100代まで「生涯自分の歯で食べる」という最高のQOL(生活の質)を実現するためには、70代後半からの精密なメンテナンス戦略が不可欠です。

人生の最終段階における口腔ケアは、あなたの健康寿命に直結します。ぜひ、残りの人生を最高のコンディションで過ごすため、私たち泉岳寺駅前歯科クリニックと一緒に、最後の「守り」を固めましょう。

港区三田・泉岳寺駅前歯科クリニックへ、お気軽にご相談ください。


【CTA(行動喚起)】

人生100年時代、最後の数十年を快適に過ごすための「最終戦略」について、ぜひ一度ご相談ください。

ご予約・お問い合わせはこちら

(関連リンク:予防歯科・定期検診は港区三田の泉岳寺前歯科クリニックへ

監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
Page top