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インプラント

インプラントの全貌!意味からメリット・デメリットまで解説

2024.01.26

インプラントは、失われた歯を補うための現代医療技術の一つです。多くの人々が日常生活の質を向上させるため、また健康的な口内環境を取り戻すためにこの治療法を選択しています。しかし、インプラントについて正確な情報を得ることは、検討している人々にとってしばしば難しいものです。このため、インプラントの意味、使用方法、治療過程、そしてそれに伴うメリットとデメリットを理解することが重要です。

インプラント治療は、歯科医療の分野で長年にわたり研究され、進化してきました。それは単に見た目を改善するだけでなく、噛む力や話す機能を回復させるなど、生活の質を大きく向上させる可能性にインプラントの意味が存在します。しかし、治療を受ける前には、そのプロセス、期間、必要なケア、そして経済的な側面を含め、多くの側面を理解しておく必要があります。

はじめに

インプラントは、歯科医療における革新的な治療法の一つで、失われた歯を補うために人工の歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付ける方法です。この治療は、自然な歯を失った人々にとって、機能性と審美性を回復させるための重要な選択肢となっています。インプラントの主な目的は、噛む力を回復し、発音の明瞭さを改善し、自然な歯に近い見た目を提供することにあります。また、適切なケアとメンテナンスにより、長期にわたって使用することが可能です。

この治療法は、特にブリッジや入れ歯といった従来の方法では満足できなかった人々にとって、より自然で快適な解決策を提供します。インプラントは顎骨に直接結合するため、他の歯に負担をかけることなく、一つ一つの歯を独立して補うことができます。これにより、より自然な咀嚼機能と外観を実現し、長期的な口内健康を促進します。

しかし、インプラント治療を受けるには、一定の条件が必要です。健康な顎骨が必要であり、一部の病状や生活習慣が治療の適用を制限することもあります。また、治療には複数の段階があり、完了までに数ヶ月を要することも珍しくありません。そのため、患者さんは治療のプロセス、期間、費用、および維持に関する十分な情報を持って、治療を受けるかどうかを決定する必要があります。

この記事では、インプラントについての基本的な知識と意味、治療のプロセス、メリットとデメリット、治療後のケア方法、そして実際に治療を受けた人々の体験談まで、幅広い情報を提供します。読者は、インプラントがどのようなものか、どのような利点と考慮すべき点があるのか、そして実際に治療を受ける際の心構えや期待について、深い理解を得ることができるでしょう。また、専門家による詳細な解説を通じて、インプラント治療に関する正確で実用的な知識を習得することが可能です。この情報が、インプラント治療を検討している人々にとって有益なリソースとなり、より健康で満足のいく生活への一歩となることを願っています。

インプラントの意味

インプラントは、現代歯科医療における最も革新的な治療法の一つとして、数多くのメリットを提供します。これらの利点は、長期的な解決策、優れた機能性、そして顕著な審美性に集約されます。インプラントによって、多くの人々が自然な歯を失った後も、健康で活動的な生活を送ることが可能になります。

まず、インプラントは長期的な解決策として大きな利点を提供します。適切なケアとメンテナンスを行うことで、インプラントは数十年にわたって機能することが期待されます。これは、従来のブリッジや入れ歯に比べて、より持続的で安定した治療法であることを意味します。インプラントは顎骨に直接結合し、時間とともに自然な歯と同様に顎に統合されるため、長期にわたって安定性と耐久性を提供します。

機能性の面では、インプラントは自然な歯に最も近い感覚を提供します。噛む力や食事の楽しみ、さらには明瞭な発音において、インプラントは他の代替治療法よりも優れた結果をもたらします。これは、インプラントが顎骨にしっかりと固定されるため、自然な歯と同じように食物を噛み砕くことができるからです。また、インプラントは周囲の歯に影響を与えることなく、一つ一つの歯を独立して補うことが可能です。

審美性に関しては、インプラントは自然な歯の見た目を模倣し、美しい笑顔を取り戻すことができます。インプラントに使用される材料は、色や形が自然な歯とよく似ており、他人から見ても区別がつかないほど自然です。これにより、自信を持って笑顔を見せることができ、社会生活や人間関係においてもポジティブな影響をもたらします。

自然な歯との比較において、インプラントは多くの面で類似した機能と外観を提供しながら、特定の条件下でのみ可能な治療法です。自然な歯を維持することが最優先ですが、失われた場合の選択肢としてインプラントは優れた代替手段を提供します。インプラントによって、患者は食事の質を改善し、健康的な咀嚼機能を取り戻し、全体的な生活の質を向上させることができます。

このように、インプラントは長期的な耐久性、優れた機能性、そして顕著な審美性を提供することで、多くの人々にとって意味を持ち、価値ある治療選択となっています。しかし、これらのメリットを最大限に享受するためには、適切な評価、計画、そして維持が必要です。インプラント治療を検討している人々は、これらの利点とともに、治療に関わるプロセスや費用、潜在的なリスクについても十分に理解し、資格のある歯科医師と相談することが重要です。

人工の歯根は何でできている?自分の歯との違い

日本歯科医師会の情報サイト「テーマパーク8020」によると、インプラントは3つのパーツでできています。顎骨に埋め込む歯根の部分(インプラント体)、その上に取り付ける土台の部分(アバットメント)、歯にあたる人工歯(上部構造)です。インプラント体の材質はチタンまたはチタン合金で、大きさは直径3〜5mm、長さ6〜18mmと説明されています。

自分の歯(天然歯)との大きな違いは、根のまわりの構造です。天然歯の根のまわりには、クッションの役割をする「歯根膜(しこんまく)」という組織があり、噛む力を感じ取るセンサーも備わっています。インプラントにはこのクッションもセンサーもなく、噛む力を感じ取る感度が劣るため、噛み合わせには十分な注意が必要とされています。

また、天然歯の歯ぐきは細菌が入り込みにくい構造をしていますが、インプラントの周りの粘膜にはそのような構造がなく、細菌がインプラントと粘膜の間に入り込みやすいとされています。そのため、毎日の歯みがきが重要になります。インプラントを長く使うには、「細菌」と「噛む力」の両方を管理し続けることが欠かせません。

インプラントのデメリットと考慮すべき点

インプラント治療は多くのメリットを提供する一方で、患者が考慮すべきいくつかのデメリットや注意点があります。これらの要素を理解することは、治療を受けるかどうかの決定において重要です。インプラント治療を検討する際には、以下の点を十分に考慮する必要があります。

まず、インプラント治療は時間とコミットメントを要求するプロセスです。治療は数ヶ月にわたり、複数の手順を必要とすることが一般的です。手術後の回復期間を含め、全体のプロセスには忍耐が必要とされます。また、治療の成功は患者の全体的な健康状態や口内の状態に大きく依存するため、一部の患者には適さない場合もあります。

次に、インプラント治療は費用が高額になることがあります。他の歯科治療と比較して、インプラントは材料費、手術費、そして必要な場合の追加治療により、総コストが高くなる傾向があります。保険の適用範囲は異なりますが、多くの場合、全額がカバーされるわけではないため、患者は治療にかかる費用を事前に把握し、計画を立てる必要があります。

さらに、インプラント治療にはリスクが伴います。手術による感染、インプラントの拒絶、顎骨の問題、周囲の歯や神経への損傷など、潜在的な合併症が存在します。これらのリスクは低いとされていますが、完全に排除することはできません。したがって、患者は治療を受ける前にこれらのリスクを理解し、資格のある歯科医師と十分に話し合うことが重要です。

また、インプラントの成功は適切なケアと維持に依存します。治療後も定期的なチェックアップと口内衛生の維持が必要です。不適切なケアはインプラントの寿命を短くする可能性があり、最悪の場合、インプラントの失敗につながることもあります。患者は、治療後のケアに関する指示を厳守し、長期的な成功を確保するための責任を持つ必要があります。

インプラント治療は個々の患者の特定のニーズや状況に応じてカスタマイズされます。これは、治療計画が患者ごとに異なることを意味し、一人ひとりの状態や期待に応じた適切なアプローチが必要です。患者は、自分自身の健康状態、期待、およびライフスタイルに基づいて、治療の選択を慎重に検討する必要があります。

インプラント治療は多くの人々にとって価値ある選択肢ですが、これらのデメリットと考慮すべき点を理解し、十分な情報に基づいた意思決定を行うことが不可欠です。資格のある歯科医師との密接な協力と、治療に関する包括的な理解が、成功への鍵となります。

治療を受けられる人と、事前に確認が必要な人

日本歯科医師会の情報サイトでは、年齢について、骨の成長が止まる女性18歳・男性20歳くらいを目安に、それ以降に治療を始めるのがよいとされています。高齢の方でも、抜歯などの手術を受けられる健康状態であれば可能とされています。一方、次のような場合は、事前の確認や調整が必要です。

  • 糖尿病:手術後の傷の治りが悪くなり、感染の危険が増します。治療後にインプラント周囲炎を起こしやすくなるともされています。血糖値がコントロールされていない場合は、コントロールされるまで治療を延期します。
  • 骨粗しょう症の薬(ビスホスホネート製剤)を使っている場合:手術後に顎骨の壊死に至ることがあるため、主治医への相談が必要です。薬の種類や期間によっては治療できる場合もあります。
  • 喫煙:粘膜の血流が悪くなり、傷や骨の治りが遅れます。喫煙者は非喫煙者より失敗率が高いと報告されており、禁煙はメンテナンス期間に入ってからも続ける必要があるとされています。
  • 金属アレルギー:まれにチタンでもアレルギーが起こることがあります。ほかの金属にアレルギーがある方は、パッチテストや血液検査を事前に受けておくとよいとされています。
  • 心臓などの持病:症状が重い方や、安定していない方は難しくなります。

持病や服用中のお薬は、初診の問診で忘れずにお伝えください。

治療前の検査:何をどこまで調べる?

  • CT検査:顎骨の状態を立体的に正確に把握します。手術後の神経麻痺などのトラブルを防ぐためにも必要な検査とされています。
  • 血液検査・心電図検査など:問診票だけでは分からない、隠れた病気がないかを確認します。
  • 歯周病の検査:歯周病の治療をしないまま治療を進めると、後述のインプラント周囲炎を起こしやすくなるため、治療前に歯周病の状態を調べます。

当院でも、CTで必要な骨の量を確認してから、治療できるかどうかを判断しています。CTとレントゲンの違いはCTとレントゲンの決定的な違い、精密検査の考え方は安全・確実な手術のための精密検査の解説もご覧ください。

インプラント治療の選択肢と費用

インプラント治療は、失われた歯を補うための効果的な方法を提供しますが、治療の種類、範囲、および関連する費用は患者の状況によって大きく異なります。インプラント治療には様々な選択肢があり、それぞれに特有の特徴、利点、およびコストが関連しています。ここでは、一般的なインプラント治療の選択肢と、それらに関連する費用について詳しく見ていきます。

インプラント治療の最も一般的な形式は、単一インプラントです。これは、一つの失われた歯を置き換えるために行われ、顎骨に埋め込まれたインプラントにクラウン(人工歯)が取り付けられます。この方法は、特に一つまたは数個の歯を失った患者に適しており、自然な歯に非常に近い見た目と機能を提供します。しかし、単一インプラントは一つ一つの歯に対して行われるため、多くの歯を失っている場合はコストが高くなる可能性があります。

複数の歯を失った場合、患者はインプラント支持ブリッジまたはインプラント支持義歯を選択することができます。インプラント支持ブリッジは、複数の連続する歯を置き換えるために使用され、二つ以上のインプラントによって支えられるブリッジが取り付けられます。一方、インプラント支持義歯は、全顎または部分的な歯の喪失に対して使用され、数個のインプラントによって固定される取り外し可能または固定式の義歯です。これらの方法は、より広範な歯の喪失に対処するための効果的な解決策を提供し、自然な歯に近い機能と外観を実現します。

インプラント治療の費用は、治療の範囲、使用される材料、手術の複雑さ、地域による医療費の違い、および患者の個別のニーズによって大きく異なります。単一インプラントの費用は一般的に数十万円からとなりますが、複数のインプラントやインプラント支持ブリッジ、義歯を必要とする場合は、費用はそれ以上になる可能性があります。また、インプラント治療には、手術費用の他にも、診断、計画、維持管理などの追加費用が発生することがあります。

患者がインプラント治療を検討する際には、治療計画の詳細、期待される結果、および関連する費用について、資格のある歯科医師と十分に話し合うことが重要です。また、保険の適用範囲や可能な支払い計画についても確認することが推奨されます。インプラント治療は、多くの場合、長期的な投資となりますが、その価値は患者の生活の質の向上と、長期的な口内健康の維持によって測られるべきです。適切な情報と計画に基づく意思決定は、治療の成功と患者の満足に不可欠です。

入れ歯・ブリッジとの違いと、オーバーデンチャーとは

歯を失ったときの従来の治療は入れ歯(義歯)とブリッジで、日本歯科医師会の情報サイトでは、インプラントは「第3の治療法」として紹介されています。同サイトは、メリットとして「残っている歯への負担がなく、自分の歯に近い機能や見た目の回復が可能」なこと、デメリットとして「手術が必要」「顎骨の量や質の影響を受ける」「治療期間が長い」「自費診療のため費用が高額になる」ことを挙げています。

歯が1本もない場合の人工歯には、ブリッジタイプと、インプラントで固定する入れ歯(オーバーデンチャー)があります。同サイトでは、インプラント体を4本以上埋め込んだ場合はブリッジタイプ、それ以下の場合はオーバーデンチャーになると説明されています。費用を抑えたい場合や、高齢の方で手術の負担をできるだけ小さくしたい場合には、オーバーデンチャーが選ばれることがあります。

人工歯の固定方法には、次の2つがあります。

  • ねじで固定する方法(スクリュー固定):欠けたときや問題が起きたときに取り外して修理・確認ができます。一方、噛む面にねじの穴があくため、見た目の面で不利な点があります。
  • セメントで固定する方法(セメント固定):ねじの穴がなく見た目はよい反面、基本的に取り外せないため、修理や状態の確認がしにくくなります。

費用の考え方:保険は使える?見積もりで確認すること

インプラントの治療費は、自費診療(保険外)が原則です。日本歯科医師会の情報サイトによると、平成24年4月から一部の症例で健康保険が使えるようになりましたが、がんなどで顎骨を切除したあとに骨移植を行った症例や、外胚葉異形成症などの先天性疾患の症例に限られます。保険診療を行える医療機関にも、入院ができる病院などの施設基準があります。

見積もりを受け取ったら、金額そのものより「その金額に何が含まれ、何が別途かかるか」を確認しましょう。確認したい項目は次のとおりです。

  • 初診からCT検査・臨床検査、手術費、人工歯(上部構造)の製作費まで、治療が終わるまでの費用がすべて含まれているか
  • 骨が足りない場合の骨造成など、追加の処置が必要になったときの費用
  • 治療後のメンテナンスの料金
  • トラブルが起きたときの料金の扱い

当院の自費診療の料金は料金表に掲載しています(インプラントの掲載内容:※要確認)。医療費控除の対象になる場合については、下の「よくある質問」もご覧ください。

初診から完了までの流れと、期間・術後の目安

日本歯科医師会の情報サイトでは、日本歯科大学附属病院インプラント診療センターの例として、次の流れが紹介されています。医院によって細かな進め方は異なります。

  1. 初診:口の中の診査、エックス線撮影、型取り
  2. 説明と同意(インフォームドコンセント)
  3. 検査・診断(CT撮影など)と、必要な事前の処置(骨移植、抜歯、歯周病の治療など)
  4. 治療計画の立案
  5. 手術前の最終的な説明と同意(麻酔・術式・合併症、人工歯の種類、治療の総額・メンテナンス料など)
  6. インプラント体を埋める手術(一次手術)、必要に応じて二次手術
  7. 人工歯の製作と装着
  8. メンテナンスの開始

同サイトが示している目安は次のとおりです(2〜3本埋める場合。個人差があります)。

  • 一次手術の時間:40〜50分程度(麻酔は局所麻酔に加え、点滴で寝たような状態にする静脈内鎮静法を併用することがあります)
  • 腫れ:手術後2〜3日目がピークで、その後は徐々に治まる
  • 痛み:通常は抜歯後より軽く、1日半くらい
  • 抜糸:7〜10日後
  • 骨と結合するまでの治癒期間:上あごで5か月前後、下あごで3か月前後

骨が足りないと言われたときの選択肢

長年の入れ歯の使用や、抜歯後の放置で顎骨が痩せると、埋め込むための骨が不足することがあります。その場合は、足りない骨を補う「骨造成(こつぞうせい)」を行います。日本歯科医師会の情報サイトでは、次の方法が紹介されています。

  • 骨移植法:下あごの後方などから採取した骨、または人工骨を移植します。
  • 骨再生誘導法(GBR法):薄い膜を置いて歯ぐきが入り込まない空間を確保し、骨の再生を図ります。
  • 上顎洞底挙上法(サイナスリフト):上あごの奥歯の部分で、上あごの空洞(上顎洞)の底の粘膜を持ち上げ、できた空間に骨を移植します。

骨造成を行うと、移植した骨が定着するまで4〜6か月かかるため治療期間が延び、費用も20〜40万円ほど余分にかかるとされています(同サイトの記載。金額は目安で、医院や時期により異なります。当院の金額:※要確認)。

抜歯と同時に埋める方法はある?

「抜歯即時埋入(ばっしそくじまいにゅう)」は、抜く歯のまわりの歯ぐきや根のまわりに感染や炎症がなく、骨が十分に残っている場合に、抜歯と同時に埋め込む方法です。手術の回数が減り、治療期間を短くでき、抜いた部分の骨や粘膜が痩せるのを避けられると言われています。

これらの条件を満たさない場合は、抜歯後に歯ぐきが治るのを1〜2か月ほど待って埋め込む「抜歯早期埋入」を行います。埋め込みと同時に、あるいは通常より早めに人工歯を付ける方法(即時荷重・早期荷重)もありますが、骨の量が十分にあって硬く、埋め込んだ時の固定が十分に得られた場合に限られます。どの方法が可能かは、CTなどの検査で骨の状態を確認してから決めます。

周囲炎を防ぐには:日々のケアと定期検診

「以前に入れたインプラントの周りが腫れてきた」という悩みの背景には、インプラント周囲炎(インプラントの周りの歯ぐきや骨に起こる炎症)があることがあります。日本歯科医師会の情報サイトでは、歯周病と同じような症状を示し、いずれも歯周病菌が関わっていること、歯周病の治療をしないまま治療を進めると起こしやすくなること、糖尿病や喫煙もリスクになることが説明されています。

人工歯を付けたら治療が終わりではなく、そこからメンテナンスが始まります。同サイトは、歯科衛生士の指導のもとで専用の歯ブラシなどを使った清掃を行い、噛み合わせやエックス線撮影で、インプラントの周りの骨の吸収の状態を調べるとしています。通院の間隔の例として、装着後1か月、3か月、6か月、1年と1年以内は細かく、1年以降は特に問題がなければ年1回が紹介されています。当院でのクリーニングは、基本的に3か月に1回が目安です(年齢や歯石の状態、歯周病の程度で変わります)。

腫れ、出血、違和感が出たときは、様子を見すぎず、早めに歯科医院に相談してください。原因は、歯周病菌などの細菌のほか、噛み合わせの力、喫煙、清掃の状態などが重なっていることがあります。当院の院長は日本歯周病学会の認定医です(※要確認)。インプラントの周りの状態も、歯周病の視点から診ています。

どのくらい持つ?10年残存率の目安

日本歯科医師会の情報サイトには、ブローネマルクシステム(表面処理をしていないインプラント体)を使った場合の10年間の残存率(ある期間のあと、残っているインプラントの割合)が示されています。

歯の失い方上あご下あご
一部の歯がない91%前後96%前後
すべての歯がない80%前後97%前後

上あごの成績が下あごより低いのは、上あごには空洞(上顎洞)や鼻腔があって埋め込める骨の量が少なく、骨が軟らかいことが多いためとされています。この数値は特定のシステムでの報告で、すべてのインプラントや個人にあてはまるものではなく、持ちを保証するものでもありません。長く使えるかどうかは、日々の清掃、定期検診、歯周病の管理、噛み合わせなどによっても変わります。

参考:日本歯科医師会「テーマパーク8020」インプラント

まとめ

インプラント治療は、失われた歯を補う現代的な方法として、多くの患者にとって価値ある選択肢を提供します。この記事を通じて、インプラントの基本的な意味、メリット、デメリット、さまざまな治療オプション、およびそれに伴う費用について理解を深めていただけたことでしょう。インプラントは長期的な解決策を提供し、機能性と審美性の両面で優れた結果をもたらしますが、治療を受ける前には慎重な検討と準備が必要です。

患者がインプラント治療を検討する際には、以下の点を考慮することが重要です。まず、治療の全体的なプロセス、期間、および回復について理解し、自分のライフスタイルや健康状態に合わせて計画を立てる必要があります。次に、治療に関連する費用を把握し、保険の適用範囲や可能な支払いオプションを確認することが重要です。また、潜在的なリスクや合併症について知識を持ち、適切なケアとメンテナンスを行うことで、インプラントの長期的な成功を確保することができます。

治療を検討する際の次のステップとしては、まず資格のある歯科医師と相談し、個々の状況に最適な治療計画を立てることが推奨されます。歯科医師は、患者の口内状況を評価し、適切な治療オプションを提案し、治療の期待される結果と必要なケアについて詳細な情報を提供します。また、患者は、治療に関する質問や懸念事項を明確にし、十分な情報に基づいた意思決定を行うことが重要です。

最終的に、インプラント治療は、適切な計画とケアによって、多くの患者にとって生活の質を大きく向上させる可能性を持っています。この記事が、インプラント治療に関する包括的な理解を深め、より健康で満足のいく生活への一歩を踏み出すための有益な情報源となることを願っています。インプラント治療を検討する際は、常に専門家の意見を求め、自身のニーズと状況に最適な選択を行ってください。

よくある質問

Q. クリーニングは何か月メンテナンスが必要ですか?
A. 基本的には3か月に1回は必要になります。
年齢や歯石の状態、元々の歯周病の程度によって変化致します。

Q. インプラントは何か月かかりますか?
A. 元々歯が無い状態からの場合約3か月~、歯を抜いてからインプラントをする場合は、傷が治るを持つのに1ヶ月~2か月必要ですので、約半年から1年ほどとなります。

Q. 他の病院では断られたのですが、インプラントが出来る可能性はありますか?
A. 現在ですと骨を作る技術や材料も発達しているので、CTでどれだけ骨が必要か見てから判断となります。お身体の病気がある場合は改善次第では出来ることがございます。

Q. インプラント治療は医療費控除の対象になりますか?
A. インプラントの治療費は医療費控除の対象となることがあります。 医療費控除とは、自分自身、もしくは生計を一にする配偶者やその他の親族のために1年間で10万円以上の医療費を支払った場合、一定の金額を所得金額から控除できる制度です。(その年の1/1~12/31までに支払った医療費であること)領収書や通院の際にかかった経費の領収書などは保管しておきましょう。

医院概要

医院名・・・泉岳寺駅前歯科クリニック
所在地・・・〒108-0073 東京都港区三田 3丁目10-1
電話番号・・・ 03-6722-6741

監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
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