column

包括的歯科治療

大人の矯正で「周囲に気づかれなかった」と言われる秘密|マウスピース型装置で手に入れる自信と機能美

2026.08.10

マウスピース矯正は、透明度の高いポリウレタン製の薄い膜で作られた取り外し可能な装置を用いて歯を動かす治療法です。従来の金属ブラケットとワイヤーを使う矯正と異なり、装着していても至近距離でなければほとんど気づかれません。食事や歯磨きの際には取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすく、ビジネスや会食の場でも違和感なく過ごせます。治療期間は症例により6か月から2年程度で、透明な装置を1〜2週間ごとに交換しながら段階的に歯を移動させていきます。

人前で話す機会が多い経営者や役職者にとって、口元は「清潔感」や「自己管理能力」を映す鏡です。にもかかわらず、歯並びの悩みを抱えたまま過ごしている方は少なくありません。矯正治療に興味はあるものの、「今さら銀色の器具を付けて歩くのは恥ずかしい」「会食や商談で相手の視線が気になる」といった心理的なハードルが、一歩を踏み出せない理由になっているのです。実際、50代女性の経営コンサルタントは「プレゼン中に笑うと八重歯が目立つのが気になり、口元を手で隠す癖がついてしまった」と相談に訪れました。 「50代から始めるマウスピース矯正|「本当に効果が出るのか」を見極めるチェックリストと失敗しない歯科医院の選び方」もあわせてご覧ください。

従来のワイヤー矯正は確かに効果的ですが、装置が目立つため大人の患者様にとっては心理的負担が大きいのが事実です。その点、マウスピース型の矯正装置は透明で薄く、装着していても「矯正しているとは思わなかった」と言われるケースがほとんどです。2026年の現在、素材や設計技術の進化により、装置の透明度と装着感はさらに向上しています。取り外しが可能なため、大切な会食やプレゼンの直前に外すこともでき、QOL(生活の質)を損なわずに治療を続けられる点が、多忙なビジネスパーソンに支持される理由です。

透明なマウスピース装置が「気づかれない」理由

マウスピース矯正の最大の特徴は、装置そのものが透明で薄いポリウレタン製の膜であることです。従来のブラケットとワイヤーは金属やセラミックの存在感があり、口を開けた瞬間に矯正中であることが一目瞭然でした。一方、マウスピース装置は歯の表面を薄く覆う形状で、光の反射や屈折を抑えたマットな質感を採用しているため、至近距離でも気づかれにくいのです。50代の男性経営者は「部下との1on1ミーティングや会食の席でも、誰一人として矯正中だと指摘されなかった」と話しています。 「歯科医が本音で語る「一生自分の歯でいる」ための第一歩」もあわせてご覧ください。

装置の厚みは平均0.5〜0.75mm程度で、歯の表面に沿って精密にフィットします。このため、話すときや笑ったときに装置が浮いて目立つこともありません。実際、当院で治療を受けた55歳の女性管理職は「取引先との会議中、自分が矯正していることを忘れるほど違和感がなく、相手も全く気づいていなかった」と振り返ります。透明度の高さに加えて、歯茎のラインぎりぎりまで精密に設計されているため、装置の縁が見えにくい点も「目立たない」を実現する重要な要素です。

さらに、マウスピース矯正では金属アレルギーの心配もありません。金属ブラケットやワイヤーを使用しないため、過去に金属アレルギーで矯正を断念した方でも安心して治療を受けられます。素材そのものが生体親和性に優れており、口腔内の粘膜を傷つけるリスクも極めて低いのです。装置の表面は滑らかに仕上げられているため、頬や舌に引っかかることもなく、発音への影響もほとんどありません。

透明度を保つための日常ケア

透明な装置を長期間使用する上で気になるのが、着色や曇りです。マウスピースは毎日20時間以上装着するため、適切なケアを怠ると表面に汚れや色素が付着し、透明度が損なわれてしまいます。基本的には、装置を外した際に流水で洗い、専用のクリーナーまたは中性洗剤を用いて軽く磨くだけで清潔さを保てます。コーヒーや紅茶、赤ワインなどの色素の強い飲食物を摂る際は、一時的に装置を外すか、飲んだ後すぐに口をすすぐ習慣をつけることで着色を防げます。

装置を外している間は専用ケースに保管し、熱湯や直射日光を避けることも重要です。高温環境下では素材が変形し、フィット感や透明度が損なわれる可能性があります。当院では、患者様に装置の取り扱いマニュアルと専用ケースをお渡しし、日常的なメンテナンス方法を丁寧にご説明しています。こうした細やかなケアによって、治療期間中ずっと「目立たない」状態を維持できるのです。 「60代の歯周病で歯が動くのは「手遅れ」ではありません!矯正治療で口元を改善する可能性」もあわせてご覧ください。

マットな質感が光の反射を抑える

透明度と並んで重要なのが、装置表面の質感です。初期のマウスピース装置は光沢のあるプラスチック製が多く、照明の下で光を反射して目立ってしまうことがありました。現在の装置は表面にマット加工を施し、自然な質感に仕上げられています。このマットな表面は、口腔内の湿潤環境でも光の反射を最小限に抑え、写真撮影や明るい会議室でも装置が浮いて見えにくい設計です。

実際、当院で治療を受けた58歳の女性は「結婚式に出席する機会があったが、集合写真を見ても装置がまったく写り込んでいなかった」と喜びの声を寄せてくださいました。マット加工により、唾液の水分による光沢も抑えられるため、長時間の装着でも自然な見た目を保てます。この質感の進化が、大人の矯正における「審美性」と「機能性」の両立を可能にしているのです。

取り外せることで守られる「清潔さ」と「自信」

マウスピース矯正が従来の固定式装置と大きく異なるのは、患者様自身が自由に取り外せる点です。食事の際には装置を外せるため、食べ物が装置に挟まって見た目が悪くなる心配もありません。大切な会食で硬いステーキや繊維質の野菜を食べるときも、装置を外しておけば安心して食事を楽しめます。55歳の男性経営者は「接待の席で装置を外して食事をし、終わったら洗面所でさっと装着し直せる手軽さが、ビジネスマンにとって本当にありがたい」と話しています。

歯磨きの際も装置を外せるため、歯ブラシやフロスを使った通常のケアがそのまま行えます。固定式の装置では、ブラケットやワイヤーの周囲に汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まることが知られています。一方、マウスピース矯正では装置を外して歯を丁寧に磨き、装置自体も別途洗浄できるため、口腔内を常に清潔に保ちやすいのです。清潔な口元は、ビジネスにおいて相手に与える印象を大きく左右します。詳しくは「「毎日磨いているのになぜ?」真面目な人ほど知らない、セルフケアだけでは届かない”細菌リスク”の正体」で解説しています。

会食や商談の直前に外せる柔軟性

取り外し可能な装置は、大人ならではの「場面に応じた使い分け」を可能にします。重要なプレゼンや商談の直前、あるいは写真撮影の際には一時的に装置を外しておき、終わったらすぐに装着し直すことで、治療の進行に大きな影響を与えずに「見た目」を優先できます。当院で治療中の52歳の女性役員は「株主総会のスピーチ前だけ外し、終わったらすぐに戻した。誰にも気づかれずに治療を続けられている」と話します。

ただし、装置を外している時間が長すぎると歯の移動が計画通りに進まなくなるため、1日20〜22時間の装着を守ることが重要です。食事や歯磨き、特別なイベントを除けば、基本的には装着したまま過ごす必要があります。当院では、患者様のライフスタイルやスケジュールに合わせて装着時間の管理方法をアドバイスし、無理なく治療を継続できるようサポートしています。

口腔内を清潔に保ちやすい構造

固定式の矯正装置では、ブラケットとワイヤーの隙間に食べかすやプラーク(歯垢)が溜まりやすく、歯磨きに時間と技術を要します。歯科衛生士による専門的なクリーニングを頻繁に受けなければ、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。一方、マウスピース矯正では装置を外して通常通りの歯磨きができるため、セルフケアの負担が大幅に軽減されます。装置自体も専用ブラシや洗浄剤で簡単に清掃でき、清潔な状態を維持しやすいのです。

歯周病のリスクを抱えている患者様にとって、口腔内の清潔さは特に重要です。矯正治療中に歯周病が悪化すると、歯を支える骨が溶けて歯が動きにくくなり、計画通りの治療が困難になります。当院では、矯正治療を開始する前に歯周病の検査と必要な治療を徹底し、清潔な口腔環境を整えた上でマウスピース装置を装着します。詳しくは「歯周病の進行度を正しく見極める|歯周病認定医が教える症状別セルフチェックと進行段階ごとの対処法」で解説しています。

マウスピース矯正で実現できる「機能美」の世界

歯並びを整える目的は、単に「見た目を良くする」ことだけではありません。歯列が乱れていると、噛み合わせのバランスが崩れ、一部の歯に過度な負担がかかります。その結果、歯が削れたり割れたりするリスクが高まり、将来的に歯を失う原因にもなります。マウスピース矯正によって歯列を整えることは、噛む力を均等に分散させ、歯の寿命を延ばすための「機能回復」でもあるのです。 「自信のある笑顔は、歯並びから。包括的な矯正治療のすすめ」もあわせてご覧ください。

当院で治療を受けた60代の男性は、長年の前歯の乱れと奥歯の欠損により、「硬いものが噛めない」「食事が楽しくない」という悩みを抱えていました。マウスピース矯正で前歯の位置を整え、その後インプラントで奥歯を補うことで、「ステーキも硬いフランスパンも、何でも噛めるようになった」と笑顔で語っています。歯並びと噛み合わせの改善は、QOLの向上に直結します。詳しくは「噛み合わせが悪いまま放置すると何が起こるか|全身の不調と歯を失うリスク、包括治療で根本から整える選択肢」で解説しています。

噛み合わせの改善が全身の健康に与える影響

歯列の乱れは、噛む力のバランスを崩すだけでなく、顎関節への負担や頭痛、肩こりといった全身症状を引き起こすことがあります。特に、長年にわたり不正咬合を放置してきた大人の患者様は、無意識のうちに顎の位置をずらして噛む癖がつき、顎関節症のリスクが高まります。マウスピース矯正で歯列を整えることにより、顎の位置が正常化され、筋肉の緊張が和らぐケースも多く見られます。

50代の女性患者様は「朝起きたときの顎の痛みと肩こりが、矯正治療後に軽くなった」と話しています。歯並びの改善が、単なる審美的な満足だけでなく、全身の健康にも良い影響を与えることを実感されたのです。こうした「機能美」の追求こそが、大人の矯正治療が目指すべきゴールだと考えています。 「治療がゴールではない。「メンテナンス」こそが成功の鍵」もあわせてご覧ください。

将来の歯を失うリスクを減らす予防効果

歯列が整っていないと、歯ブラシやフロスが届きにくい箇所が生まれ、プラークや歯石が溜まりやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まり、最終的には歯を失う原因となります。マウスピース矯正によって歯列を整えることで、セルフケアの効率が大幅に向上し、予防効果が高まるのです。歯科衛生士によるクリーニングも、歯列が整っていれば短時間で効果的に行えます。

当院では、矯正治療の完了後も定期的なメンテナンスを推奨しています。整った歯列を維持し、虫歯や歯周病を未然に防ぐことで、一生涯にわたって自分の歯で食事を楽しむ基盤を作ることができます。「矯正は若い人がやるもの」という固定観念は過去のものです。50代、60代で矯正を始めることは、将来の歯を守るための賢明な投資なのです。

治療の流れと、失敗しないための準備

マウスピース矯正を成功させるためには、治療を始める前の準備と、治療中の適切な管理が欠かせません。治療の第一歩は、精密な検査とカウンセリングです。当院では、iTero(口腔内スキャナー)を用いて歯列の3Dデータを取得し、治療前後の変化をシミュレーションしてお見せします。患者様ご自身が「どのように歯が動くのか」「最終的にどんな歯並びになるのか」を視覚的に確認できるため、納得した上で治療を開始できます。

スキャンデータをもとに、患者様専用のマウスピース装置を複数セット作製します。装置は1〜2週間ごとに新しいものに交換し、段階的に歯を移動させていきます。治療期間は症例により異なりますが、軽度の歯列不正であれば6か月〜1年、中等度の場合は1年半〜2年程度が目安です。当院では、治療計画の段階で期間と費用を明示し、途中で追加費用が発生しない透明性の高い料金体系を採用しています。

初回相談で確認すべきポイント

マウスピース矯正を検討する際、初回相談で確認すべき重要なポイントがあります。第一に、自分の歯列がマウスピース矯正の適応範囲内かどうかです。軽度から中等度の歯列不正であれば、ほとんどのケースでマウスピース矯正が可能ですが、重度の不正咬合や骨格的な問題がある場合は、ワイヤー矯正や外科矯正が必要になることもあります。当院では、精密検査とレントゲン撮影によって適応を正確に判断し、最適な治療法をご提案しています。

第二に、治療期間と費用の見積もりを明確に確認することです。治療期間が長引けば通院回数も増え、仕事やプライベートのスケジュールに影響を与えます。また、費用についても、装置の交換回数や追加治療の有無によって変動する可能性があるため、初回の段階で総額を把握しておくことが重要です。当院では、治療計画書に期間と費用を詳細に記載し、患者様が安心して治療を受けられるよう配慮しています。

治療中の定期チェックと調整

マウスピース矯正は、装置を交換しながら歯を動かしていく治療法です。そのため、計画通りに歯が動いているか、装置が正しくフィットしているかを定期的にチェックする必要があります。当院では、4〜6週間に一度の通院をお願いし、口腔内の状態を確認しながら次のステップの装置をお渡ししています。この定期チェックの際、歯の動きが予定より遅れている場合は、装置の装着時間や使用方法を見直し、必要に応じて治療計画を微調整します。

患者様ご自身の協力も治療の成否を左右します。装置の装着時間を守ること、装置を清潔に保つこと、違和感や痛みがあればすぐに連絡することが、スムーズな治療進行のカギです。当院では、患者様が疑問や不安を感じたときにいつでも相談できる体制を整えており、電話やメールでのサポートも行っています。

矯正後の保定期間の重要性

マウスピース矯正で歯を理想の位置に動かした後、その位置を安定させるための「保定期間」が必要です。歯は動かした直後は元の位置に戻ろうとする力が働くため、保定装置(リテーナー)を一定期間装着しなければ、せっかく整えた歯並びが後戻りしてしまいます。保定期間は通常1〜2年程度で、最初の数か月は1日中、その後は就寝中のみの装着に移行するケースが一般的です。

保定期間中も定期的な通院が必要です。当院では、リテーナーの状態を確認し、歯の後戻りが起きていないかをチェックします。この期間を怠ると、治療効果が失われてしまうため、最後まで気を抜かずに取り組むことが大切です。保定装置も透明なマウスピース型のものを使用できるため、治療中と同様に目立つ心配はありません。

専門医が語る、マウスピース矯正の成功と失敗の分かれ道

マウスピース矯正は、適切な診断と計画、そして患者様の協力によって高い成功率を誇ります。しかし、残念ながらすべてのケースがうまくいくわけではありません。失敗の原因として最も多いのが、装着時間の不足です。1日20時間以上の装着が推奨されているにもかかわらず、仕事の都合や装置の違和感を理由に装着時間が短くなると、歯が計画通りに動かず、治療期間が大幅に延びてしまいます。

当院で治療を受けた58歳の男性は、最初の数か月は真面目に装着していたものの、出張が増えたタイミングで装着時間が減り、予定より半年も治療が長引いてしまいました。その経験から「装置を外したくなる場面でも、必ず装着し直す習慣をつけることが大切だと痛感した」と話しています。装置の管理と装着時間の遵守は、患者様自身の意志と習慣にかかっているのです。

適応症例の見極めが重要

マウスピース矯正は万能ではありません。重度の歯列不正や骨格的な問題がある場合、マウスピース装置だけでは十分な治療効果が得られないことがあります。そのような症例では、ワイヤー矯正や外科矯正を併用する必要があります。初回の診断で適応を正確に見極めることが、治療成功の第一歩です。当院では、デジタルシミュレーションと精密検査によって、マウスピース矯正が最適かどうかを慎重に判断しています。

また、歯周病や虫歯が進行している状態で矯正を始めると、治療中にトラブルが起きるリスクが高まります。矯正治療を開始する前に、口腔内の問題を解決しておくことが不可欠です。当院では、歯周病専門医として歯周組織の状態を詳しく評価し、必要な治療を完了させた上で矯正をスタートします。詳しくは「インプラント成功のカギは歯周病治療の完遂|専門医が明かす「先に治す」科学的理由と周囲炎リスクの回避戦略」で解説しています。

治療計画の柔軟な見直しが成功を左右する

マウスピース矯正では、治療開始時に立てた計画通りに歯が動かない場合があります。歯根の形状や骨の状態、患者様の装着時間などによって、想定より歯の移動が遅れることがあるためです。そのような場合、治療計画を柔軟に見直し、追加の装置を作製したり、治療期間を延長したりする必要があります。当院では、定期チェックの際に歯の動きを詳細に評価し、必要に応じて計画を修正しています。

計画の見直しは、患者様にとっては「治療が予定通り進んでいない」という不安を感じさせるかもしれません。しかし、適切なタイミングで軌道修正を行うことが、最終的な成功につながります。当院では、変更の理由と今後の見通しを丁寧にご説明し、患者様が納得した上で治療を継続できるようサポートしています。

ビジネスパーソンが求める「タイパ」と「エビデンス」

経営者や役職者にとって、時間は最も貴重な資源です。矯正治療に興味があっても、「何年もかかるのでは」「頻繁に通院しなければならないのでは」という懸念が、治療開始のハードルになります。マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて通院頻度が少なく、1回の診察時間も短いため、多忙なビジネスパーソンに適しています。当院では、4〜6週間に一度の通院で済むよう治療計画を組み、1回の診察時間は30分程度に抑えています。

また、デジタル技術の活用により、治療のエビデンス(根拠)を視覚的に示すことができます。iTeroによる3Dスキャンと治療シミュレーションを用いて、「なぜこの治療が必要なのか」「どのように歯が動くのか」を論理的に説明します。データに基づいた説明は、「お任せ」ではなく「納得して選ぶ」ことを重視する層に強く支持されています。当院では、患者様が治療のゴールを明確にイメージできるよう、丁寧なカウンセリングを心がけています。

光加速矯正で治療期間を短縮

治療期間をさらに短縮する技術として、光加速矯正(オルソパレス)があります。これは、特定の波長の光を歯に照射することで、歯の移動を促進させる方法です。生物学的根拠に基づいており、通常のマウスピース矯正に比べて治療期間を30〜50%短縮できる可能性があります。当院では、スケジュールが厳しい患者様に対して、この光加速矯正をオプションとして提案しています。

光加速装置は自宅で使用できるため、通院回数を増やすことなく治療のスピードアップが図れます。1日10分程度の照射で済むため、忙しい方でも無理なく続けられます。治療期間の短縮は、時間対効果(タイパ)を重視する層にとって大きなメリットであり、投資対効果を高める選択肢となります。

エビデンスに基づいた治療計画の重要性

マウスピース矯正の成功には、科学的根拠に基づいた治療計画が不可欠です。当院では、日本矯正歯科学会が推奨するガイドラインに準拠し、最新の研究データを治療に活かしています。歯の移動速度、骨のリモデリング(再構築)のメカニズム、力のかけ方など、生物学的な知見を踏まえた計画を立てることで、安全かつ効率的な治療を実現しています。

患者様に対しても、治療のエビデンスを丁寧に説明します。「なぜこの装置が効果的なのか」「どのような科学的根拠があるのか」を理解していただくことで、治療への信頼感が高まり、モチベーションの維持につながります。当院では、患者様が納得して治療を受けられるよう、データとエビデンスを重視したコミュニケーションを心がけています。

矯正治療を包括的な歯科治療の一部として捉える

マウスピース矯正は単独で行うこともできますが、歯周病治療やインプラント、審美歯科治療と組み合わせることで、より高い治療効果が得られます。歯列を整えるだけでなく、失った歯を補い、歯周組織を健康に保つことで、「一生自分の歯で食べる」ための土台を作ることができます。当院では、包括的な歯科治療(The Masterpiece Model)の一環として、矯正治療を位置づけています。

50代後半の女性患者様は、奥歯を失い、前歯の歯並びも悪化していた状態でした。まず歯周病治療を徹底し、マウスピース矯正で前歯の位置を整えた後、インプラントで奥歯を補いました。治療完了後、「硬いものが噛めるようになり、笑顔に自信が持てるようになった。人生が変わった」と語っています。詳しくは「包括的歯科治療 60代 女性 インプラント治療を希望」で解説しています。

審美歯科治療との組み合わせ

マウスピース矯正で歯並びを整えた後、セラミック治療で歯の形や色を整えることで、より美しい口元を実現できます。矯正によって歯列が整うと、セラミックの被せ物や詰め物が正しい位置に配置できるため、審美性と機能性が両立します。銀歯が目立って笑えなかった方も、矯正後にセラミックに置き換えることで、自信を持って笑えるようになります。詳しくは「銀歯が見えて笑えない悩みを根本から解決|セラミック審美治療で取り戻す自信と機能」で解説しています。

当院では、矯正治療のゴールを見据えた審美治療計画を立てています。治療開始前に最終的な仕上がりをシミュレーションし、患者様と共有することで、期待通りの結果を実現します。矯正と審美治療を組み合わせることで、機能美と審美性の両方を手に入れることができるのです。

歯周病専門医としての包括的アプローチ

私は日本歯周病学会認定医として、歯周組織の健康を最優先に考えています。矯正治療で歯を動かす際、歯周組織が健康でなければ、歯が動きにくいだけでなく、歯周病が悪化するリスクもあります。当院では、矯正治療を開始する前に歯周病の精密検査を行い、必要な治療を完了させます。治療中も定期的に歯周ポケットの深さや出血の有無をチェックし、歯周組織の健康を維持します。

歯周病が進行している場合でも、適切な治療を行うことで矯正治療が可能になるケースは少なくありません。歯周組織再生療法や歯周外科治療を行い、土台を整えた上でマウスピース矯正を開始することで、安全に治療を進めることができます。包括的なアプローチによって、患者様の口腔全体の健康と美しさを実現することが、私たちの使命です。

よくある質問

マウスピース矯正は本当に目立たないのですか?

透明度の高いポリウレタン製の薄い膜で作られており、至近距離でも気づかれにくい設計です。マットな質感を採用しているため光の反射も抑えられ、会議や会食の場でもほとんど目立ちません。実際に治療中の患者様からは「誰にも指摘されなかった」という声を多くいただいています。

50代から矯正を始めても効果はありますか?

年齢に関係なく、歯と歯周組織が健康であれば矯正治療は可能です。むしろ50代以降は歯を失うリスクが高まる時期であり、歯列を整えることで噛み合わせのバランスを改善し、歯の寿命を延ばす効果が期待できます。当院では50代以上の患者様も多く治療されています。

治療期間はどのくらいかかりますか?

症例により異なりますが、軽度の歯列不正であれば6か月〜1年、中等度の場合は1年半〜2年程度が目安です。光加速矯正を併用することで、治療期間を30〜50%短縮できる可能性もあります。初回相談時に精密検査を行い、具体的な期間をお伝えします。

装置を外している時間はどのくらい許されますか?

1日20〜22時間の装着が推奨されています。食事や歯磨き、特別なイベントの際には一時的に外すことができますが、それ以外の時間は装着を続けることが治療成功のカギです。装着時間が短いと歯が計画通りに動かず、治療期間が延びる原因になります。

マウスピース矯正で治せない症例はありますか?

重度の歯列不正や骨格的な問題がある場合、マウスピース矯正だけでは十分な効果が得られないことがあります。その場合はワイヤー矯正や外科矯正が必要になります。当院では精密検査とデジタルシミュレーションによって適応を正確に判断し、最適な治療法をご提案します。

矯正治療中に虫歯や歯周病のリスクは高まりますか?

マウスピース矯正は取り外しが可能なため、通常通りの歯磨きができ、口腔内を清潔に保ちやすいです。固定式の装置に比べて虫歯や歯周病のリスクは低いと言えます。ただし、装置自体の清掃を怠ったり、装着したまま糖分の多い飲み物を摂取したりすると、リスクが高まるため注意が必要です。

治療費用の目安を教えてください。

治療費用は症例の難易度や治療期間によって異なりますが、当院では初回相談時に精密検査を行い、総額を明示した治療計画書をお渡ししています。追加費用が発生しない透明性の高い料金体系を採用しており、患者様が安心して治療を受けられるよう配慮しています。詳細は初回相談でご説明します。

監修

院長

山脇 史寛Fumihiro YAMAWAKI

  • 略歴

    2009年
    日本大学歯学部卒業
    2009年
    日本大学歯学部附属病院研修診療部
    2010年
    東京医科歯科大学歯周病学分野
    2010年
    やまわき歯科医院 非常勤勤務
    2015年
    酒井歯科クリニック
    2021年
    泉岳寺駅前歯科クリニック 開院
  • 所属学会・資格

    • 日本歯周病学会 認定医
    • 日本臨床歯周病学会
    • アメリカ歯周病学会
    • 臨床基礎蓄積会
    • 御茶ノ水EBM研究会
    • Jiads study club Tokyo(JSCT)
    • P.O.P.(歯周-矯正研究会)
Page top